2019年2月26日から3月1日まで、リーダーシップを学ぶ仲間たちと皇居勤労奉仕に参加してきました。3日間は皇居内、1日は赤坂御所でした。奉仕の時間は朝9時ころから15時半ころまでですが、集合や入退場の時間を含めると7時半ころから16時ころまでです。

多くの世代の方が参加されていることを考慮してか、作業の負荷は比較的軽め。おおよそ半分の時間は皇居や赤坂御所の施設の説明でした。テレビでしか見たことのない場所をこの目で見ることができました。また、盆栽や宮中三殿、陛下が毎年稲を育てられている水田、皇后陛下のご養蚕のための桑畑なども、説明付きで見学できます。さらに、大嘗祭や園遊会の会場予定地の除草・清掃をさせていただき、感慨深かったです。

とはいえ、広い!多い日は1日に2万歩近くも歩いていました。だんだん疲れがたまってきます。もし参加する機会があった場合は、前半はペースを意識して落とすことをお勧めします。

クライマックスは、天皇・皇后両陛下と皇太子殿下・皇太子妃殿下の「ご会釈」。一般参賀などではありえないくらい近くでお会でき、お言葉も聞けます。なによりも、醸し出す「あり方」を感じることができたのが一番よかったです。人間ってあそこまで慈愛に満ち溢れることができるのですね。また、美智子妃殿下のさりげないお心遣いも素敵で、お二人がいるだけで場の雰囲気が変わるのがわかります。貴重な経験でした。

「奉仕」とはいいつつ、皇室や宮内庁の広報活動ともいえるこの活動。平日を4日間つぶすのは、社会人としてはなかなかできることではありませんが、機会がありましたら一度参加してみてはいかがでしょうか?