最近では化学物質の経皮ばく露の防護のため、化学防護手袋の性能評価を公表されるなど、 長年労働災害の抑止に尽力されてきた十文字学園女子大学人間生活学部教授の田中茂先生が今年度末で退職されます。

田中先生が公開している「保護具選定のためのケミカルインデックス」は、私が前職で安全衛生を担当していたころにとてもお世話になりました。
現場が日常的に扱っていた有機溶剤から作業者を防護するには、一種類の保護手袋ではだめなのだということをデータで示していただき、効果のある材質の手袋を二重に装着することで現場の作業改善につながったことが印象に残っています。

その田中先生が退職(既に一度定年で退官されています)されることになり、来る2019年2月25日に行田市商工センターにて退職記念講演を行うことになりました。 化学物質による健康影響をいかに防護するかをテーマに40年間、産業保健、労働衛生に携わってきた集大成のお話となります。

私は、田中先生の退職後の活動のお手伝いを少しさせていただいているご縁で参加予定です。
埼玉産業保険総合支援センターの第24回セミナーとなっております。 ご興味のある方、ご縁のある方、ピンときた方に聴講いただけると幸いです。