エシカル消費

昨日は、所属している環境マネジメント研究会(EM研)の20周年、(一社)東京環境経営研究所の5周年記念会事業に参加。
20年前というとISO14001ができた直後であり、自分がISOに関わり始めたのもちょうどその頃です。でも、その間に起こった自分の公私の変化を思うと、「その間ずっと続いていたのだ」ということに改めて畏敬の念を感じました。

基調講演は東京大学名誉教授の山本良一先生に、「エシカル消費と倫理原則」というタイトルでお話しいただきました。
約1時間半に渡る講演の内容を誤解を恐れずに要約すると、地球に起こっている環境変化と、その地球環境・文明を持続可能にするためには、エコを超えたエシカル(倫理)消費を行う必要があるというお話でした。
この2年で地球の平均気温は0.5度以上上昇し、生態系の北(北半球の場合)への移動や、北極/南極の氷の減少なども進んでいるとのこと。
近々に地球生態系の臨界点を迎えるという論文を古生物学者のAnthony Barnosky教授らが2012年にNatureで発表したことが起点となり、地球温暖化抑止のため、北米や欧州では、大学の基金の運用先を化石燃料関連の企業から再生エネルギー関連企業に変更したり、人類がほとんど占有している地表面の半分を他の生物に明け渡す議論などが進んでいるようです。オバマ元大統領と習国家主席がパリ協定合意に至ったのも、この流れとのこと。
一方、トランプ現大統領はパリ協定からの離脱を表明していますが、こちらは温暖化ガス排出削減ではなく、気候工学により地球環境をコントロールしようとしているのではないかとのこと。
山本先生によると「一歩間違えば大規模な気候変動が起こる危険な手法」とのことでしたが、国際社会はどんな選択をし、それに日本はどう関与するのでしょうか?あと、もう一方の言い分も気いてみたいですね。もともと関心のある分野でしたが、今まで以上に情報収集をしていきたいと思います。
でも、こういう情報って、日本ではあまりマスコミ報道されないような気がします。先日の3Dプリンターもそうでしたし、同じ環境問題で言えばマイクロプラスチック規制も同様です。

ネットの普及が進んだ頃、その動きについて来れない人を「情弱」と揶揄している人がいましたが、こういう面では国際社会から置いていかれ、日本という国そのものがどんどん情弱になっているような印象を持ちました。

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