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SDGsの講義

中小企業診断士の集団、BCNG (Brains Consultants Network Group)が、都内私立大学の経営学部生向けのカリキュラムの一部を担当しています。私は昨年に続きSDGsの講義に「ビジネスパーソンとして知っておきたいSDGs」というテーマで2コマの講義に登壇させていただきました。

ビジネスパーソンとして知っておきたいSDGs講義資料表紙

SDGs(持続可能な開発目標)は、世界的な課題に対する取り組みとして重要な枠組みです。この講義では、学生たちにSDGsの概要と企業の活動事例、地域の活動事例についてお伝えし、ビジネスにおけるSDGsの実践方法をイメージしてもらうものです。

SDGs概論

今回のSDGsの講義における私の担当は「SDGs概論」です。SDGsは、2015年に国連加盟国が採択した17の目標からなる持続可能な開発目標であり、2030年までに貧困や飢餓、教育の格差などの問題を解決するためのグローバルな取り組みです。これらの目標は、経済的な成長、社会的な公正、環境の保護の3つの側面をバランスよく取り入れています。その上で、17の目標と169のターゲットをかいつまんで説明しました。

取り組み事例

次に2名の中小企業診断士が、企業と地域のSDGs活動の例について説明しました。企業は利益を追求するだけでなく、社会的な課題にも貢献する責任を持っています。また、SDGsへの取り組みは企業の競争力を高める要素となり、持続可能なビジネスモデルの構築にも繋がります。さらに、SDGsの達成にはビジネスセクターの力が不可欠であり、企業は自身の事業活動を通じて社会的な価値を生み出すことが求められています。
地域の活動の事例としては、東京・蔵前発のアップサイクルプロジェクト「KURAMAEモデル」の事務局をされている白羽さんにもご登壇いただきました。

その後、学生たちでグループワークを行い、身近な地域でSDGsを実践する方法についてディスカッションしてもらいました。

最後に

今後、学生たちが卒業後にビジネスパーソンとして活躍する際には、SDGsの視点を持ちながら持続可能なビジネスモデルの構築や社会的な課題への取り組みを行うことが期待されます。今回の講義が、学生たちのSDGsへの関心を高める一助になったらと思います。そして、グループワークではファシリテーションが役立ちますよ。