東京都中小企業診断士協会中央支部の認定マスターコース(≒プロコン塾)である「経営革新のコンサルティング・アプローチ」の中で、コース初日(6/20)に行われる「ファシリテーション」に登壇します。

私は2015年に当マスターコースを受講・修了し、2016年からは運営母体であるBCNGに入ってファシリテーション講義を担当してきました。
数えるともう5回目になるんですね。自分でもびっくりしました。あらためて、受講していただいた皆様、ありがとうございます。

ファシリテーションとは、会議を活性化したり話の流れを整理したりすることで、集団の合意形成や創造的な活動を促進することです。
幅広い場面で応用が可能ですが、ビジネスマン向けに平たく言ってしまえば「会議をうまく進めるスキル」です。

そして、ファシリテーションを実際に行う人をファシリテーターと呼びます。
会議の進行役という意味では「議長」に近いですが、ファシリテーターは重鎮のような固く重い役割ではなく、もっと参加者の内面や議論のプロセスに介入していくことが多いです。

ファシリテーションについては、本やネット上の記事が数多くあります。それらを読めばスキルとして必要なものはわかると思います。
でも、実際の会議でその通りやっても、なかなか成果は出ません。すると「読んだ本の中にない知識が必要なのだ」と思って、より多くの知識習得に邁進します。
でも、なかなかうまくいかないのです。なぜだと思いますか?

私はよく、自転車に初めて乗る時のことをお伝えしています。
「自転車の乗り方」をいくら言葉で知っていても、それだけでは自転車に乗ることはできませんよね。
そして、ちょっと試しただけで自転車に乗れなかったからといって、「この本が良くない。新しい本を買おう」とは思いませんよね。
もし自分の子どもがそんなことを言ったら、親は「いいから練習しろ」と言うのではないでしょうか。

実は、ファシリテーションも同じように、実践して体得するスキルのウェイトが大きいのです。

この講義では、複数のミニワークを設けています。
頭でわかったことをすぐにワークで実践することで、皆さんに少しでも体得していただきたいと思います。

今の時期は、マスターコースの説明会や体験講義などがスケジュールされていますので、ご興味がある方は、下記のウェブサイトからご連絡ください。(中小企業診断士の登録者及び試験合格者が対象となります)

https://bcngsmec.wixsite.com/bcngmc